倉敷薄荷

しゅうび
【秀 美】

和種薄荷ブランドの一つである「しゅうび」は、ミッチャム種と「さんび」を交配して生み出されたもので、昭和42年より試験的に栽培が始められたものの、高度成長期という社会の変化によって日の目を見ること無く消えていった幻の薄荷です。
「しゅうび」は収油率が「りょくび」より高く、ハッカ脳分は「はくび」よりやや低い特性を持っています。
葉は丸葉でアントシアン濃度は高く、茎は赤茎で花色は濃紫色。
芳香性のあるメントフランを多く含有することから、ミッチャム(ミント)の様な香りがあり、メントール分も多く清涼感のあるお茶などにも利用できます。

【倉敷薄荷再興へ向けての活動】

 私たちの暮らす高梁川流域においても、中山間を中心に急速に過疎化や高齢化等が進む中で、都市住民の中には休日や老後の生活の一部として農業体験を指向する人も出てくる兆しが見えますが、その一方で倉敷などの中核となる都市においても、農業従事者の高齢化や過疎化が進み、周辺部から都市農地の荒廃が進行しつつあるのが現状です。
 これらをふまえ、我々は本地域において農業家、不動産、まちづくり等の専門家によるプロジェクトチームを立ち上げ、市域資源開発、循環型、低炭素と言ったキーワードよる「都市型低炭素市民農業モデル」をつくり、市民活動との融合で、消費者サイドの情報を含め、これまでの自治体との良好な関係から新たな農政情報等の提供や地域情報の相互交換を図ることで地域振興に役立つ事が出来るのではないかと考え、地域固有の作物栽培や、その利活用について様々な見地から具体的な取り組みや実験を行ってきました。
 そうした中、「倉敷薄荷」の登録商標も取得できたことで、かつて全国第2 位の出荷量を誇り、また全国で2 カ所しかない薄荷試験場の一つが倉敷市内にあったと言うことも含めて、倉敷の薄荷の知名度を高めることで最終的に、地域産業の振興や文化の向上を含めた高梁川流域(備中地域)の存在感をより強いものとしたいと考えています。

 
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